日本美術コレクションの至宝を厳選して展示!
1753年に開館した大英博物館は、世界を代表するミュージアムのひとつです。同館の日本美術コレクションは、海外では最も包括的なもののひとつと評されるほど量・質ともに充実しています。そのコレクション形成を支えてきたのは、ジャポニスムが流行した19世紀後半以来、海を隔てた異国の地・日本の文化に魅了された人々でした。外科医ウィリアム・アンダーソン(1842~1900)をはじめ、大英博物館に関わった数々の収集家や学芸員の活躍と、その間に築かれたつながりは、国境や時代を越えて広がり、今日まで受け継がれています。
本展では、4万点に及ぶ同館の日本コレクションから、江戸時代の屏風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に、優れた作品を厳選してご紹介いたします。さらに、近年の調査成果や収集の背景にも光をあてることで同館が日本美術の収集・研究・保存の第一線で果たしてきた役割をたどります。それは、国際的な文化交流の歴史を振り返ると同時に、大英博物館に受け継がれてきた日本美術の名品と、今日を生きる私たちとのあいだに新たな対話をひらく機会ともなるでしょう。
2026年 東京都美術館・大阪中之島美術館へ!
2024年9月、「青森県中泊町の宮越家にある襖絵とイギリス・ロンドンの大英博物館が所蔵する襖絵は一連の作品だったことが判明した」との記者発表が行われ、日本美術の研究者や愛好家のあいだで話題となりました。
なお、大英博物館所蔵の襖絵の反対面はアメリカのシアトル美術館が所蔵していることは以前から知られていました。
そして来たる2026年夏、「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」展で3カ国に分かれた襖絵が約150年ぶりに時空を超えて奇跡の再会を果たします。
イギリス 大英博物館
© The Trustees of the British Museum
《秋冬花鳥図襖》
桃山時代末~江戸時代初め
青森県 中泊町 宮越家
《春景花鳥図襖》
桃山時代末~江戸時代初め
《名所風俗図(清見寺・三保松原)襖》
桃山時代末~江戸時代初め
アメリカ シアトル美術館
Courtesy of the Seattle Art Museum 2024,
Photo: Chloe Collyer.
Photo: Susan A . Cole
《琴棋書画仙人図襖》
桃山時代末~江戸時代初め
大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画
100th Anniversary of the Tokyo Metropolitan Art Museum
Edo in Focus: Japanese Treasures from the British Museum
※金曜日は20:00まで
※入室は閉室の30分前まで
※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)と10月12日(月・祝)は開室
大英博物館、朝日新聞社、
NHK、NHKプロモーション
会期:2026年10月31日(土)~2027年1月31日(日)
開場時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、11月24日(火)、12月31日(木)、1月1日(金・祝)、1月12日(火)
*11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館
主催:大阪中之島美術館、大英博物館、朝日新聞社、NHK大阪放送局、 NHKエンタープライズ近畿
後援:国際浮世絵学会、ブリティッシュ・カウンシル
協賛:光村印刷、京阪ホールディングス
「大英博物館日本美術コレクション」展 広報事務局(ユース・プラニング センター内)
担当:平野・芦田・池袋
TEL:03-6820-8105 FAX:03-6821-8869 E-mail:daiei-ten2026@ypcpr.com
(平日10時-17時 ※土日祝の対応はしておりません)
